月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

貴族には、哲学がある。

「大衆」に陥らないための、

中谷流・「いいの?」魅力術。

別冊・中谷彰宏147「いいね」より「いいの?」を集めよう。――わからないことを増やす魅力術


現代アートから奇人変人まで、「わけがわからない!」に出会ったとき、

私たちの精神のみずみずしさが現れると、中谷さんはおっしゃいます。

「わけわからない!」と怒こる人もいれば、

「わけわからない!」」と笑う人もいます。

わけのわからないものに出会ったときこそ、学びのチャンス。

「異質」「異形」「異常」経験で、私たちは一皮むけて成長できます。

わけのわからないものを楽しめるマインドセット、中谷さんから伺いました。


★こんな方にお奨めです♪


□「いいね」を集めている方。

□「貴族」でありたい方。

□「わからないこと」で動揺する方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)

【単品】別冊・中谷彰宏147

本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ147 価格:1,700円(税込)

※メールでデータをお送りします。

自動配信ではありませんので、配信に最長1日かかります。

【CD版】別ナカ147 価格:5,000円(税・送料込)

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○「知らないことに出会うのが、大人のテスト。」(中谷彰宏)


テストには、子供のテストと大人のテストがあります。

子供のテストは、正解を出すため。知っていることで得点できます。

でも、大人のテストは逆。知らないことで「得点」となるのです。

「知らないことに出会うのが、大人のテスト。優等生にはわからない。

間違えた数だけ、得点になる。」と中谷さん。

子供意識が抜けない大人は、いまだに「正解」にこだわります。

「私は知っている」「私は行ったことがある」で張り合うのです。

知らないことに胸を張ることができるのが、本当の大人なのですね。

○「時間の経過のスピードではなく、時間密度。」(中谷彰宏)


年をとると、時間の経過が早く感じられるようになります。

1週間、1年もあっという間。私自身、実感あります。

それを嘆く人が大半でしょうが、時間の経過は「慣れ」で決まります。

毎日の生活がリズミカルだと、時間は早く経過するのです。

子供は毎日が初体験のものばかり。だから、1日が長く感じられます。

「時間が早く感じられるのは、悪いことじゃない。問題は密度。」

集中力と段取り力で、時間密度を高めることが第一なのですね。

○「『なにこれ!』という体験をしよう。」(中谷彰宏)


世の中には、3つの箱があると、中谷さんは指摘します。

1つめの箱の中身は「知っていること、わかっていること」。

2つめの箱には「知らないこと、わからないこと」。

3つめの箱には「その存在すら知らないこと」が入っていて、

それが全体の99.99%であるということです。

「勉強とは、第三の箱から第二の箱に上げること。

わからないことを、毎日増やしていこう。」と中谷さん。

わかっているという安心が、成長を止めてしまうのです。

○「才能のある人は、自由とつながっている。」(中谷彰宏)


芸能人や有名人の不倫がマスコミを賑わせています。

でもそれは、才能ある人の宿業なのかもしれません。

グロピウス、ウェルフェル、クリムト、ココシカ、そしてマーラー。

アルマの華麗で奔放な恋愛遍歴は、もはや不倫では片づけられません。

「才能のある人は、自由とつながっている。」と中谷さん。

才能あふれる人たちを、一般の道徳観で裁いてしまうと、

彼らの「芸術」を理解できなくなってしまうかもしれません。

善悪を説くより、彼らの「自由」を味わい尽くしましょう。

○「貴族と庶民には、哲学がある。大衆にはない。」(中谷彰宏)


一見よく似た「庶民」と「大衆」。でもその違いは、意外なところに。

「貴族と庶民には哲学がある。だけど、大衆にはない。

江戸っ子には、宵越しの銭は持たないという哲学がある。」

中谷さんによれば、哲学とは「問い」を発し続けること。

その点、哲学のない大衆は「問い」よりも「正解」を求めてしまう。

話題の店、インスタ映え、メガ盛り、三つ星――

流行や評判に飛びつき、冷めるとさっといなくなるのが大衆。

哲学がある人は、いっときの流行に左右されないのです。





○「リーダーの仕事は、みんなのお手本になること。」(中谷彰宏)


「哲学」と「流行」とは、まさに対極の概念。

哲学とは、より高次な真理を求めようという、永遠の探求だからです。

「リーダーを戦いで決めると、集団は弱くなって滅びる。

貴族がリーダーになるのは、彼らが哲学を持っているから。

哲学がマナーや作法になる。だから貴族は、お手本になる。」

自分の価値軸を確立して、流行にとらわれない行動をとれる。

それが「貴族」として生きるということなのですね。





○「素人は、わかりやすさに飛びつく。」(中谷彰宏)


「大衆はわかりやすさに飛びつく。だから大衆は不自由。

自分の哲学を持っていないから、自分の意志で動けない。」

さらに中谷さんは、さらにこう警告します。

「哲学を持たない大衆は、ときに『群衆』と化すことがある。

民主的にナチス政権を生み出したのも大衆。」と中谷さん。

わかりやすさに流されるのは、哲学的態度とは真逆です。

理解したつもりにならずに、問いを発し続けることなのですね。





○「『いいね』より『いいの?』を集めよう。」(中谷彰宏)


SNSでの評価や評判は「いいね」の数に依拠しています。

でも「いいね」の数に一喜一憂していては、貴族とはいえません。

「貴族や庶民は『いいね』を集めない。彼らが集めるのは『いいの?』。

『おやじ、そんなに手間かけて作っていいの?』

『そんな無茶をやってしまって、いいの?』。

『いいの?』は『いいね』より、遥かに上の、最高の賛辞。」

桁外れの仕事、大衆の想像を超越した価値軸。

目指すのは「いいね」ではなく「いいの?」なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美