月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏142「楽しいことは、異質なことにある。」――思考停止を抜け出す覚悟術

成功者は「直感」にしたがって行動します。
でも、うだつの上がらない人は「思考」に陥って行動できません。
「追い詰められた人は、直感が研ぎ澄まされる。
考えると間違える。体の声に従おう。」と中谷さん。
直感とは、私たちの体から発せられるメッセージ。
私たちの五感は、いつ何時も、周囲の情報を集め、分析し、
方針を考えてくれています。あとは、それに従って行動するだけ。
でも、それがなかなか難しい……
「声」をキャッチする。それを信じて行動する。
そのためには、アウェイ体験や抑制という修行が必要だからです。
直感力の磨き方、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□自分の直感を信じられない方。
□自分を鼓舞できるようになりたい方。
□ベタベタしたつきあいをしてしまう方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ142 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「アウェイを体験すれば、寛容になれる。」(中谷彰宏)
「多様性」と「寛容」は、よくいっしょに語られます。
人種、嗜好、主義などは十人十色。みなそれぞれ異なります。
「異質」にアレルギーを持っていると、不寛容になってしまいます。
よくも悪くも、多様性が高まるなか、不寛容では孤立するだけ。
「外国で外国人に接する。身近なところでも異質な人にふれる。
そういうアウェイ体験が、寛容性を高めてくれる。」と中谷さん。
そう、自分自身が「異質」になる。
マイノリティ体験が、寛容力を高めてくれるのですね。

○「考えないで、直感を信じよう。」(中谷彰宏)
「追い詰められた人は、直感が研ぎ澄まされる。
考えると間違える。体に従うのが直感。」と中谷さん。
自然災害や事件・事故という、いきなり降りかかる災難でも、
結婚や転職といった、人生レベルの決断を迫られる局面でも、
ここ一番で頼るべきは「直感」。
周囲の声に振り回されたり、アドバイスを鵜呑みにしていては、
あとで後悔するだけでなく、責任転嫁体質になってしまいます。
自分の直感に従うことが、「自立」ということなのです。

○「応援とは、その人の覚悟を背負うこと。」(中谷彰宏)
SNSでシェアやボランティア、そしてクラウドファンディング。
応援するのは気軽で簡単――そう思っているかもしれませんが、
応援する側にも、それなりの覚悟が問われると中谷さん。
「他人が決めたことを、変えることはできない。
転職したいというだんなさんは、覚悟をしている。
その覚悟ごと背負うのが、応援しているということ。」
「応援している」と言いながら、足を引っ張っている。
じっさい、そういう人も少なくありません。
お互いのリスペクトがあって、はじめて応援関係が成り立つのです。

○「抑制で、自分を鼓舞しよう。」(中谷彰宏)
「スポーツは、ガッツポーズで自分を鼓舞する。
武道は、ガッツポーズを抑制することで、自分を鼓舞する。
ダンスも武道。抑制が勝負どころになっている。」と中谷さん。
笑いと微笑みについても、中谷さんはこう分析します。
「笑いは、コントロールが効いていない。
微笑みには、コントロールが効いている。」
抑制とコントロールで、メンタルは強くなるのですね。

○「幽玄が、日本人の美学。」(中谷彰宏)
アメリカや中国は、大きくて派手なものを好みます。
一方、日本やイタリア、ベルギー、ポルトガルなどの国々は、
小さくて繊細なものを好む美意識を持っているそうです。
国の大きさに比例するのでしょうか、興味深いお話です。
「森羅万象、宇宙が、盆栽という世界に凝縮されている。
利休の茶室は、どんどん狭くなっていった。
幽玄が日本人の美学。」と中谷さん。
コンパクトにしていくことが、日本人の国民芸なのですね。

○「永遠に生きるつもりで勉強しよう。」(中谷彰宏)
中谷さんは、最近、漢和辞典を「読んでいる」そうです。
1ページ目から1日あたりのページ数を決めてきっちりと。
「今日はここまでと我慢すると、よけい読みたくなる。
好きなことを無限にできれば幸せかといえば、そうでもない。
有限だから幸せを味わえる。明日死ぬつもりで今日を生きよう。
永遠に生きるつもりで勉強しよう。」と中谷さん。
抑制することで、かえって学ぶ意欲が湧いてくるのですね。

○「つかず離れずが、粋。」(中谷彰宏)
人間関係なら絶交、仕事なら転職、断酒に禁煙。
私たちは、つい白黒つけようとしてしまいます。
「禁止では長続きしない。つかず離れずが粋。」と中谷さん。
断っても、また他のものが出現してきたり、
反動でもとに戻ってしまったりすることがあります。
断つのではなく、抑制することで距離をとる。
何事も「距離感」が大事ということなのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美