月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏139「尊敬とは、相手の時間を粗末にしないことだ。」――願望を覚悟に変える人間術

人間のキャパシティには、それほど差はありません。
成功者とうだつが上がらない人の違いは「覚悟」。
成功者は、一つのことにすべてを投下します。
お金も名声も捨てて、仕事に打ち込む。
遊びも怠けも捨てて、研究に打ち込む。
本人は好きなことに、愉しく没頭していただけなのに、
結果として、お金も名声も手に入れてしまうのが現実です。
ところが、現代人の多くは、願望ばかりが肥大化して、
捨てるという覚悟ができません。だから、心身が疲弊する。
手放して、一点突破する方法、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□欲張って、虻蜂取らずになっている方。
□覚悟を持ちたいのに、持てない方。
□一人で行動できずに、群れてしまう方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ139 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「一人で行動する人が、社交的。」(中谷彰宏)
いつも誰かと一緒にいるような人が社交的――
これはどうやら誤った認識のようです。
「一人で行動する人が、社交的。
女子会ばかりやっている人は、社交的じゃない。
僕は絵と対話するために、一人で展覧会に行く。」と中谷さん。
いつも群れて行動していては、新しい出会いがありません。
外に開かれていて、はじめて「社交」ができるのですね。

○「疲労=願望−覚悟。」(中谷彰宏)
ストレス、疲労、疲弊が生み出される原理はいたってシンプル。
「覚悟がなくて、願望が大きすぎるから疲労する。
疲労=願望−覚悟。
命もいらないと覚悟を決めている武士は疲れない。」と中谷さん。
スマホ、お酒、友達、さらには会社。
今まで執着してきたものをさらに維持しようとして疲弊する。
捨てて身軽になることで、余計な疲労から解放されましょう。

○「何かを手放したときに、人生の転機が訪れる。」(中谷彰宏)
人生の転機は、何かを「得た」ときに起こる――
こう考えがちですが、中谷さんはこうおっしゃいます。
「何かを手放したときに、人生の転機が訪れる。
結婚したときより離婚、就職したときより退職したとき。
手放したとき、新たなステップに上がっていく。」
大事にしてきたものを「失った」のか、それとも「手放した」のか、
主体的な選択が、主体的な人生を築くのですね。

○「芸術家の覚悟に触れよう。」(中谷彰宏)
芸術家のすごさ、それは「覚悟」のようです。
「芸術家は、実家が大金持ちか貧乏な境遇を受け入れている。
どちらにしても、顧客の顔色を見ないで済む。
だから、純粋芸術に高めることができる。」と中谷さん。
お金でも名声でもない。創りたいものを創るからこそ芸術家。
そんな覚悟が、芸術家を芸術家たしめているのです。
芸術家から学ぶべきことは、「覚悟」なのですね。

○「日常の中の覚悟がないと、チャンスを失う。」(中谷彰宏)
いきなり指名されても、すっと立ち上がり、ダンスを始める。
録音しないで、講義に集中。脇目もふらずにノートをとる。
スマホを見ないし、写真も撮らならい。一心不乱に料理に集中。
チャンスというものは、こんな覚悟がある人に訪れるようです。
覚悟がある人には、ためらいがありません。だから即行動できます。
「ためらって、一拍空くと、リズムが悪くなる。
ポンと出てくる。今という瞬間を共有しよう。」と中谷さん。
一期一会。この一瞬に、全身全霊で集中しましょう。

○「学びがあれば、疲れない。」(中谷彰宏)
ある歴史作家が「テーマのない旅は疲れる」と書いていました。
あてのない旅や出たとこ任せの旅も楽しいものですが、
やはり、事前によく調べてから出向いたほうが学びは深いものです。
「教え教えられ、成長する。学びがあれば、疲れない。
懇親会は時間密度が薄い。だから疲れる。」と中谷さん。
疲労というものは、実りのない不毛な時間で蓄積するようです。
時間密度を高めることで、ストレスは吹き飛ぶのですね。

○「リスペクトのある、フラットな会話をしよう。」(中谷彰宏)
リスペクトする人を前にすると、つい下手に出てしまうものです。
でも、中谷さんは「フラット」な関係を築こうとおっしゃいます。
「接待はフラットな関係じゃない。だから、学びがない。」
師匠は、弟子に学んで成長してほしいと願っています。
なのに、恐縮して、縮こまっていては、師匠も困ってしまいます。
リスペクトがあって、それでいてフラットな関係。
これが理想の師弟関係なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美