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別冊・中谷彰宏136「リスペクトしながら、リラックスしよう。」――最後に残る恋愛術
○「正論は、すべてだめ。」(中谷彰宏)
わかっていることを、上から目線で言われる。
それが正論であればあるほど、腹が立つものです。
「わかっていることを言うのは、気持ちが通じていないということ。
正論は、すべてだめ。中谷本には、正論は書かない。」と中谷さん。
しくじった相手に対して、正論を振りかざし、居丈高な態度をとる。
言っている内容というより、その自分に酔った態度や、
冷たい人間性のほうが、よっぽど問題ということなのですね。
○「リラックスさせられる女性が、モテる。」(中谷彰宏)
若い男性は、女性を追いかける立場。だから、自分を磨きます。
ところが、女性は自分をそれほど磨かなくてもモテる。
ところが、30代にも差しかかったあたりで攻守交代。
だんだん外見的魅力が失われ、日々、新人たちに脅かされる……
そんな苦境を挽回できる切り札が「リラックス」戦術。
「熟年になったらリラックスしたい。
モテモテの人には、リラックスで攻略しよう。」と中谷さん。
ホッとできる存在になることで、魅力を高めていきましょう。
○「リスペクトが足りないから、緊張する。」(中谷彰宏)
リラックスとともに、大事なのが「リスペクト」。
リラックスとリスペクトを与えてくれる女性に、男性はコロリ(笑)。
でも、中途半端なリスペクトだと逆効果。
「緊張している子は疲れる。変なことを言ったら、
捨てられるのではないかと不安なのは、リスペクトが足りないから。
心底リスペクトできていれば、緊張しない。」と中谷さん。
リスペクトとは、相手を信じ切るという覚悟なのですね。
○「たくさんトライして、一発を狙おう。」(中谷彰宏)
「一発」は、緻密な戦略と計画的な実行の結果に生まれる
――じっさいは、そういうものではないようです。
「とにかくたくさんキャラクターを作ること。
これが、キャラクタービジネスの必勝法。
どれだけ外した商品を持っているかが勝負。
僕も今、下積み。一発を狙い続けている。」と中谷さん。
大成功は、膨大なトライのなかから生まれるのですね。
○「花嫁修業で、差をつけよう。」(中谷彰宏)
「花嫁修業」という言葉は、もはや死語の代表格。
ところが、男性の心を射止めるには、最強の習い事のようです。
「ボタンを手際よく縫いつける姿で、男はコロリ。
お裁縫にしても、料理にしても、最初からできたわけじゃない。
それは、勉強と練習を積んだ結果。」と中谷さん。
成長し続ける男性は、成長し続ける女性にリラックスします。
「花嫁修業」を通じて、いつまでも魅力を高めていきたいですね。
○「リスペクトの心構えは、親から教わる。」(中谷彰宏)
「お追従」とリスペクト、一見似ていますが、じつは真逆。
お追従は、へりくだって、おもねって、相手に合わせる態度。
その根底には、相手への信頼も、思慕の気持ちも希薄です。
一方、リスペクトは心底本気。純粋そのものの感情。
「リスペクトは、子供の頃、両親から教わる。
お父さんがお母さんに、お母さんがお父さんにとる態度で、
子供は、リスペクトというものを体得していく。」と中谷さん。
もし、親からそれを習得できなかったとしても、ご心配なく。
リスペクトは、学んで向上できる能力でもあるからです。
○「リスペクトする人から、リスペクトを学ぼう。」(中谷彰宏)
リスペクトを親から学べなかった人は、どうすればいいのでしょうか?
「リスペクトする人から、リスペクトを学ぼう。」と中谷さん。
これと決めた師匠にすべてを委ね、すべてを吸収しようという決意。
「英会話はこの人、ダンスはこの人とジャンル分けしていては、
リスペクトではない。この人と決めた先生から、
すべてを学ぼうという覚悟が、リスペクト。」と中谷さん。
技術や知識というレベルでなく、全人格を習得する。
リスペクトの技法や心得も、師匠から学ぶのが王道なのですね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美