月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏133「やる気より、本気を持とう。」――厳しさの快楽を知る恋愛術

誰もが持ちたいと思っている「やる気」。
でも、やる気になろうと思えば思うほど、
なぜかやる気になれないものです……。
そこで、中谷さんはこうおっしゃいます。
「やる気ではなく、本気になる。
本気になれば、厳しさの中に味わい深さを見い出せる。
惚れるは一瞬。惚れ直すは永遠。」
世の中全体がサービス化して、私たちは、
「お客様」扱いされるされることに慣れきっています。
「お客様」であるかぎり、なかなか「本気」になれません。
本気とは、理不尽や不条理という厳しさの向こうにあるからです。
肩肘張って、ねじり鉢巻の「やる気」ではなく、
毎日淡々と向き合える状態が「本気」。
淡々と本気になる方法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□人の良さに目が行きにくい方。
□飽きっぽい方。
□やる気を出そうとしている方。

ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ133 価格:1,700円(税込)
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○「厳しさに触れられれば、長続きする。」(中谷彰宏)
世の中には、楽しいものが満ち溢れています。
ちょっとお金を払えば、楽しい体験はいくらでもできます。
そんな時代だからこそ、「厳しさ」にふれてみましょう。
「楽しさを求めると、すぐに飽きてしまう。
厳しさを通じて、奥深い世界に到達できた人は長続きする。
厳しさに、面白さを見出そう。」と中谷さん。
厳しい世界に触れられる機会を、大事にしたいですね。

○「制約があるから、奥深い世界に到達できる。」(中谷彰宏)
季語を盛り込み、感情を述べずに、五七五で表現する。
そんな制約があるからこそ、俳句の世界は奥深い。
技巧の凝らしがいがあるのも、その成約ゆえ。
これがもし、自由なおしゃべりだったらどうでしょうか。
語り散らした言葉の応酬は、その場限りの「楽しさ」でおしまい。
「入門者は楽しさを語り合う。
上級者は億の深さを語り合う。」と中谷さん。
制約を通じて、奥の深い世界に到達できるのですね。

○「理不尽と不条理を、サラリーマン生活で学ぼう。」(中谷彰宏)
理不尽とは、自分の意向を殺して、上司の意向に従うこと。
不条理とは、思わぬアクシデントで、自分の努力が水泡に帰すこと。
中谷さんの定義はいつもシンプルでいて、奥が深い。
「サラリーマン生活は、理不尽と不条理を学ぶことができる。
上司の気分、機嫌という『風向き』を読む力は一生役立つ。」と中谷さん。
自分にとっての最高の資料ではなく、上司にとって最高の資料をつくる。
理不尽と不条理は、成長するために欠かせない要素なのです。

○「やる気ではなく、本気。」(中谷彰宏)
気持ちが乗らない仕事に取り組む時に必要なのが、やる気。
そう、やる気とは、自分を奮いたたせる緊急時の力なのです。
「やる気は、いらない。一流は本気。
ねじり鉢巻して、うりゃあなんてやらないで、いつも淡々。
それが本気ということ。だから、継続できる。」と中谷さん。
村上春樹さんも、毎日早朝に起きて、淡々と執筆するそうです。
だから、やる気が必要な仕事は、本来、自分には向いていないのかも。
本気で取り組める仕事、それが自分の天職なのでしょうね。

○「すこし離れたところから、深さを味わおう。」(中谷彰宏)
駅伝を見ることは、これまでありませんでしたが、
中谷さんの視点を聞いたら、急に見たくなりました(笑)。
「箱根駅伝の見どころは、繰り上げスタート。
タスキが繋がらないという絶体絶命のときに、ドラマがある。」
野球を見るなら三塁側内野席、美術館では、すこし離れたところから。
最接近ではなく、すこし離れたところから見えるのが「深さ」。
中谷さん視点で、芸術やスポーツを見てみましょう。

○「惚れ直せる力を、磨こう。」(中谷彰宏)
広辞苑の第七版に「惚れ直す」という言葉が入ったそうです。
「惚れ直す」とは、惚れたあといったん冷めて、また惚れる。
じつは、そういう意味ではなく、どんどん惚れていくという意味。
おたがい好いていっしょになった夫婦でも、時間が経てば、
しだいに相手のあらが見えてくるものです。
でも、惚れ直すことができる人は、さらに新しい魅力を発見できる。
惚れ直す――これは相手の長所を深掘りする力なのですね。

○「小さな気づきで、惚れ直す。」(中谷彰宏)
では、どうしたら、惚れ直すことができるのでしょうか。
こういうとき、ふつうは相手のがんばりを期待してしまいます。
パートナーが努力してくれれば惚れ直す――こんな感じです。
でも、これは中谷さんはこうおっしゃいます。
「惚れ直すとは、再発見すること。
ささいなこと、小さなことのなかに、深さを見つけ出せる力。
惚れるでは冷める。でも、惚れ直す人は冷めない。」
惚れ直せる人は、一生飽きない人なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美