月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏132「弱点を『かわいい』と感じるのが、愛情だ。」――無言のテレパシーを感じ合う恋愛術

「なに、イライラしているのよ」といらだつ旦那さんの態度は、
じつは、男性に特有であり、不可欠である沈思黙考なのかもしれません。
急に、愛想がよくなって、優しくなった旦那さんの態度は、
じつは、浮気していることへの罪悪感の現れかもしれません。
「旦那さんが無口でいるのは、奥さんを信頼している証拠。」と中谷さん。
表に現れている「現象」を真に受けていては、「真実」が見えてきません。
人間心理の奥深さを理解すれば、度量は一回り大きくなる。
わがまま、不機嫌、八つ当たり――どんなことでも、かわいく思えてしまう。
そんな大きな度量のつくり方、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□相手の反応に、過剰に反応してしまう方。
□自分の弱点を肯定できない方。
□嫌な人との関係に苦労している方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

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○「相手の態度は、自分の接し方が原因。」(中谷彰宏)
男性は、1日30分は無言でいたい――そういうものなのだそうです。
そんな「無念の想」の時間を大切にしてあげられるのが、あげまん。
無口だからといって、疑ったり、絡んでしまうのが、さげまん。
それに、その無口は、そんな態度も一因になっているかもしれません。
「相手の態度は、自分の接し方が原因。
反応に過敏に反応するから、口を閉ざしてしまう。」と中谷さん。
男性の無口は必要な生理現象。あたたかく見守ってあげましょう。

○「おしゃべりになるのは、浮気している証拠。」(中谷彰宏)
男性の無口について、中谷さんはこうも語っておられます。
「仕事は喋ることが仕事。無口では、仕事にならない。
家では安心しているからこそ、男は無口になることができる。
もし、おしゃべりになったら、それは浮気している証拠。
愛人のところで、無口になっている。」と中谷さん。
気を許した相手だから、無口になっているというわけです。
夫の無口は信頼の証。安心して見守ってあげましょう。

○「仲良しカップルは、口数が少ない。」(中谷彰宏)
小津安二郎の映画をみると、夫婦の会話の少なさに驚かされます。
にもかかわらず、夫婦・親子のコミュニケーションはこまやかで豊か。
これは、どうしてなのでしょうか?
「仲良しカップルは、口数が少ない。テレパシーで会話している。
無言の中に意味を感じ取っている。
逆に言葉があると、テレパシーは弱まってしまう。」と中谷さん。
阿吽の呼吸――言葉より、テレパシーで心が通い合う。
言葉を減らして、阿吽の呼吸を体得したいですね。

○「思いやりとは、一歩踏み込むこと。」(中谷彰宏)
個人情報やプライバシーが言われるようになってきて、
「一歩踏み込む」ということに、誰しも臆病になってきました。
でも、それでは、人間関係が深まるチャンスを逃してばかり……。
「やさしさでは、距離が縮まらない。相手の気持ちに沿えない。
思いやりとは、一歩踏み込むこと。
ダンディとは、思いやりとサプライズ。」と中谷さん。
勇気を出して、一歩踏み込む。そこから新しい関係が生まれるのですね。

○「相手の立場を慮ることが、乗り越えたということ。」(中谷彰宏)
「喧嘩している人同士は同レベル。」とは、中谷さんの言葉。
いつもの相手と喧嘩しなくなることが、成長の証しなのです。
では、どうすれば、乗り越えることができるのでしょうか?
「乗り越えるとは、相手の立場を慮ること。」と中谷さん。
攻撃してくる人、嫌がらせをする人、相手になってくれない人。
そういう人たちにも、それぞれ「事情」があり、それを慮ってみる。
すると、驚くほど、険悪だった関係が氷解するものです。
慮れる「想像力」を磨いていきたいですね。

○「嫌な人を、かわいく思おう。」(中谷彰宏)
もう一つ大事なのが、相手の弱点を許すこと。
ヤキモチ焼きのめんどくさい彼女――
仕事がバリバリできる、ちょっと嫌みな同僚――
お酒を飲むと、説教してくる上司――
そんな弱点をも「かわいい」と思えれば、大度量の余裕です。
「究極の愛情表現は、『かわいい』。
自分の弱点も、相手の弱点も否定しない。かわいいと思う。
嫌な人のなかに、かわいさを探しだそう。」と中谷さん。
子供やペットを見る眼差しを、いつも持っていたいですね。

○「完璧にならない。どこかで破綻しておこう。」(中谷彰宏)
「完璧になるな。きれい過ぎるな。破綻しておけ」
これは、中谷さんが広告代理店勤務時代の師匠の言葉。
広告というものは、心に引っかかるものがなければなりません。
完璧だったり、きれい過ぎたりすると、逆にスルーされてしまう。
キズやバランスの悪いところが、むしろ心に残るものです。
これは、人間にたとえれば「弱点」。
その弱点こそが「かわいさ」ポイントにほかなりません。
人は弱点で愛される。自分の弱点をかわいがりましょう。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美