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別冊・中谷彰宏129「知らない人との会話で、メンタルが強くなる。」――好きなことを創る恋愛術
○「探し求めるのではなく、作り上げよう。」(中谷彰宏)1
運命の人が見つからない……
天職が見つからない……
自分の好きなことが見つからない……
「そういう宝物を探し出そうとしても、見つからない。
結婚相手にしても、仕事や趣味にしても探すのではなく、
みずから作り上げていくものだから。」と中谷さん。
探し求めるのでなく、作り上げる。
そう覚悟した瞬間、自分が主人公の人生が始まるのです。
○「ダンドリ力よりも、アドリブ力。」(中谷彰宏)
仕事でもデートでも、ダンドリは大事。
でも、ダンドリ一辺倒では、超一流とはいえません。
「ダンドリ力よりも、アドリブ力。
堂々と迷いながら楽しんでいけるのが、超一流。」と中谷さん。
ダンドリにほころびが出たときこそ、腕の見せ所。
そのアドリブ力とダンドリ力がセットになることで、
無敵のダンドリ力が獲得できるのです。
そのためには、不測の事態でオロオロしないメンタル力。
そのメンタル力は、日頃の会話で鍛えられるのです。
○「条件が整っていない所に、チャンスがある。」(中谷彰宏)
「探し求める」人生を送っている人は、どこかに、
「条件完備」の仕事や相手が存在すると勘違いしているのかも。
「すべての条件が整っていることはない。
条件が整っていないから、工夫の余地がある。」と中谷さん。
工夫にこそ、喜びは得られるものですし、
工夫の余地のある分野にこそ、チャンスもあるものです。
探し求めるのなら、「条件が整っていない所」にしませんか。
○「その『ひと言』で、感じのいい人になれる。」(中谷彰宏)
「感じの悪い人」は、ひょっとしたら、恥ずかしがり屋なのかも。
リクライニングを倒すときの「すみません、席倒します」というひと声。
エレベーターで、「何階ですか?」「お先にどうぞ」というひと声。
感じのいい人は「そのひと言」がスムーズに出てきます。
一方、照れ屋さんは、そのひと言がとっさに出てきません。
そんな方は、勇気を出して、「ひと言」添えてみましょう。
「会話力は、場数で決まる。」と中谷さん。
そんなひと言の反復が、あなた自身の好感度を上げてくれるのです。
○「メンタル力は、初対面との人との会話で鍛えられる。」(中谷彰宏)
「会話力はメンタル力。どれだけ場数を踏んだかで決まる。
ただし、知らない人としゃべること。
友達といくらしゃべっても力がつかない。」と中谷さん。
そのために、もっとも修行になるのが「初めての店」体験。
旅先で通りかかったスナックや静かで格調高そうな喫茶店。
一見さんを寄せつけない雰囲気の店で、どれだけ打ち解けられるか。
そんなトレーニングが、会話メンタルを強めてくれるのです。
○「ふた言、多くしよう。」(中谷彰宏)
関西の人が、お店の人に話しかけるのを、よく目にします。
「そのひと言」で、すぐに打ち解けられるのは、
やっぱり、関西弁の威力なのかなと思っていました。
でも、言葉は関係ないようです。大事なのは意気込み。
「ゼロはだめ。ゼロよりひと言。
ひと言より、ふた言多くしよう。」と中谷さん。
迷惑かなとか、怒られるんじゃないのかなと怯えるのもわかります。
でも、それを乗り越えてひと声、ふた声かけてみる。
そんな鍛錬が、あなたの会話力を上達させるのです。
○「会話量が少ないと、相手に求めてしまう。」(中谷彰宏)
パートナーに多くを求めてしまう。
会社や部下に多くを求めてしまう。
そんな方は、会話量不足であると、中谷さんは分析します。
「会話をすれば、相手の事情がよくわかる。
人にはいろんな事情がある。それを忖度するのが会話力。
会話力を高めれば、人にやさしくなれる。」
なるほど、相手の抱えている事情を汲み取れないから、
求めるという厳しい態度になってしまうのですね。
会話を通じて、忖度する力を高めていきたいですね。
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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美