月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏125「好きなこととは、失敗の多いことだ。」――ギリギリに強くなる

あなたの失敗体験は、どの分野に集中しているでしょうか。
仕事? 恋愛?――そこに、あなたの成功の種がありそうです。
「好きなことだから、チャレンジできる。
たくさんチャレンジするから、たくさん失敗する。
たくさん失敗するから、“ギリギリ”がわかってくる。
僕は、その"ギリギリ”を本に書いている。」と中谷さん。
中谷さんの膨大な著作は、膨大な失敗体験がベースだったのです。
失敗体験が多いことは、恥ずかしいことではありません。
失敗すればするほど、成功がたぐり寄せられているからです。
「失敗」を直視し、修正することで成功できる。
「失敗」を成功に昇華させる方法、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪
□つい同調してしまう方。
□失敗を恥じて、ひた隠しにしようとする方。
□自分の人生を大所高所から見たい方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ125 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


【CD版】別ナカ125 価格:5,000円(税・送料込)


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○「同調していては、ホームルームと同じ。」(中谷彰宏)
中谷さんが、コメンテイターとして心がけていること。それは、
1.他とは違う価値軸を提示すること。
2.司会者の思惑にのらないこと(笑)。
――この2点です。
「同調していては、ホームルームと同じ。
問われているのは、みんなと違う価値軸。
知識ではなく、価値軸が問われている。」と中谷さん。
同調ではなく、自分の価値軸を提示する。
そのために必要なことは、嫌われる勇気と日頃の勉強。
これで、受け売りではない、自分の視座を持てるのですね。

○「失敗が多いジャンルが、得意ジャンル。」(中谷彰宏)
中谷本には、仕事や恋愛というテーマが多いのはなぜでしょうか。
「仕事ができて、恋愛体験が豊富だから」と思われるかもしれません。
ところが、中谷さんは、こうおっしゃいます。
「失敗が多いジャンルが、得意ジャンルになる。
僕は仕事や恋愛でたくさん失敗している。だから書ける。」
好きなジャンルなら、いくら失敗しようとチャレンジできる。
たくさん失敗体験すから、際=きわがわかってくる。
この循環が大量の著書につながっているのですね。
失敗してもへこたれない分野が、あなたの強み分野なのです。

○「同調する男は、下僕。」(中谷彰宏)
女性同士の会話は「同調」が基調となっています。
ああでもないこうでもないと言いながら、終始、同調ベース。
だからといって、女性に同調モードで寄り添うのは愚策かも。
「同調していては、尊敬されない。
女性は自分の父親と比較している。
自分の意見を持っていない男は、しょせん下僕。」と中谷さん。
同調するより、視点の高い切り口を提示する。
こういうとき、女心はぐらつくのです。

○「視点を高めれば、ぶつかりあわない。」(中谷彰宏)
喧嘩するのは、同じレベル同士。 喧嘩しないためには、自分のレベルを上げるしかありません。
中谷さんは少年時代、お母様から叱られたとき、
「半分聞け。半分聞き流せ。あれは女性の意見。
男として生きていく上では、半分聞いておけばいい」
とお父様からフォローされたそうです。
お父様はお母様とぶつかろうとしません。それでいて、
傷心の中谷さんに、高い視点でフォローされています。
「どっちが正しいかという議論ではなく、
時間軸の長い視点を示すのが父親の役割。」と中谷さん。
違う価値観を持っていながら、ぶつかりあうことなく、
お互いを尊重し合う。これが最高の両親像ですね。

○「圧倒的な勉強量と体験量があるのが、凄い人。」(中谷彰宏)
「偉い人」と「凄い人」は一見似ていますが、じつは大違い。
「偉い人」は組織の中に位置づけられるのに対し、
「凄い人」は唯一無二の存在だからです。
「『凄い』という価値軸を持っていないと、
『偉い』が基準になってしまう。」と中谷さん。
では、凄い人の「凄さ」とはどこにあるのでしょうか?
それは、専門分野における圧倒的な勉強量と圧倒的な体験量。
つまり、全身全霊を傾けられるテーマを持っている人。
凄い人に出会うことで、自分のテーマが見つかるのですね。

○「本質は、真似できない。」(中谷彰宏)
いまや、1000冊を超える著書を持つ中谷さん。
世の中には、中谷さんの文体を真似する本もたくさんあります。
でも、ちょっと違う――これが読者の持つ違和感なのも事実です。
「見えているところには、本質はない。
上辺だけになってしまうのは、価値軸が確立していないから。」と中谷さん。
中谷さんの語り方を模倣することは、たしかに勉強にはなります。
でもそれより大事なことは、中谷さんのインプットにかける情熱。
圧倒的な勉強量と圧倒的な失敗量によって構築された価値軸。
ここに、中谷本の本質はあるのです。

○「文化とは、不便を楽しむもの。」(中谷彰宏)
「文明とは、便利を楽しむもの。
文化とは、不便を楽しむもの。」と中谷さん。
例えるなら、いつでもどこでも手軽にお茶を飲むことができるのが「文明」。
だから、「文明」一辺倒だと、茶道という「文化」は理解不能です。
茶道にしても武道にしても、「文化」は面倒くさいことばかり。
一見、「不便」ばかりですが、それを補ってあまりあるのが「充実」。
自分が目指す理想に到達したときの充実感は、何物にも換えがたく、
そのプロセスは厳しければ厳しいほど、得たときの喜びは大きいものです。
精神の満足を楽しむのが、「文化」というものなのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美