月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏124「変態と、呼ばれよう。」――恋人と長続きする恋愛術

「ええかっこしいだから、デッドポイントを超えられる。」と中谷さん。
好きな女の子が見ていたから完走できた。
すてきな女性ががんばっているから、自分もがんばれた。
こんな経験は、どんな男性にもあるのでないでしょうか。
そう、大きく見せようとする気持ちが、壁を破らせてくれるのです。
でも、大きく見せ方には、センスが問われます。
お金を持っている。いい学校を出ている。いいクルマに乗っている。
そんなことで大きく見せるようでは、ちょっとセンスがありません。
女性が「大きい」と思うのは、そういうことではないからです。
女性が「大きい」と思うのは、没頭している姿と意味不明の世界観。
ブリキのおもちゃのコレクション。鉄道の乗りつぶし。
どんなテーマでもかまいません。
女性が「??」と思うような趣味に没頭する姿が、
結局、「大きい」という好感につながるのです。
「大きな男」になる思考法、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪
□自分を大きく見せてしまう方。
□なかなか継続しない方。
□超然とした自分を確立したい方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

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○「ええかっこしいは、デッドポイントを超えられる。」(中谷彰宏)
「ええかっこしい」という評価は通常ネガティブな意味で使われます。
でも、中谷さんはこうおっしゃいます。
「衆人環視のなかだから、がんばれる。誰もいないところより、
モデルが走っている表参道のスポーツクラブのほうががんばれる。」
そう、ええかっこしい精神は、自分の限界を超えさせてくれるのです。
「ええかっこしい」と思われるのを怖れて成長しないか、
成長のためには、どんなふうに思われようと気にしないか。
私たちに問われているのはこの二択なのです。

○「最初の動機は、ベタでいい。」(中谷彰宏)
継続するためには、二段階の動機が必要であると中谷さん。
1つは「開始動機」。始めようという気持ちになるきっかけです。
2つめは「継続動機」。とめどもなく意欲が湧いてくる動機のことです。
「開始動機」をいかにして「継続動機」につなげてゆくか。
これが、物事の継続の上ではとても重要なのです。
たとえば、高校時代、中谷さんが所属していた空手部。
心身を鍛錬したいという高邁な理想を掲げて入部してくる人。
モテたい、強くなりたいという「ベタな動機」で入部してくる人。
この両者では、後者のほうが継続するのだそうです。
「最初の動機は、ベタでいい。」と中谷さん。
小さく始めて大きく育てるのが、継続のコツなのですね。

○「工夫なき努力をしてはならない。」(中谷彰宏)
努力というと、手放しですばらしいと思われがちですが、
それには、どうやら条件があるようなのです。
「努力は力づく。だから、結果が出ないとキレてしまう。
工夫で臨むと、次の工夫が生まれてくる。
これが継続動機になるから、長続きする。
工夫なき努力をしてはならない。」と中谷さん。
では、工夫とは何でしょうか?
工夫とは、「やり方を変えて再挑戦」すること。
そのとき問われるのが「やり方」のバリエーション。
その蓄積のために、私たちは勉強するのですね。

○「役割がある方が、会話が弾む。」(中谷彰宏)
ホームパーティーを主催するときに陥りがちなのが、
「何かしましょうか?」というお客さんの声に対して、
「いえいえ、そちらでくつろいでいてください」という返答。
人の家にいるというのは、ふつう気詰まりなもの。
初対面の人たちといっしょなら、それはなおさらです。
何もしないでいるよりも、何かしていたほうが落ちつきます。
「仕事の隙間を見つけようとすれば、役割が見つかる。
配膳係とか取り分け係とか、自分で担当してしまえばいい。
こんな役割があるほうが、他の参加者との会話も弾む。」と中谷さん。
まだ担当のいない「役割」に、自分の居場所が見つかるのです。

○「能力ではなく、役割を追求しよう。」(中谷彰宏)
何事も上手なほうがいいというのは「能力」志向。
自分の居場所を見つけようというのが「役割」志向。
能力志向に陥ると、何事も上を目指そうとして、
かえって、自分の居場所を失ってしまうことがあります。
たとえば、カラオケ。
カラオケにおける「役立ち感」は、歌の上手さにはありません。
上手いより、むしろ下手なほうが場は盛り上がるものです。
「能力は全員が持つことできないけど、役割は持てる。
役立ち感を追求していけば、役割は自然と見つかる。」と中谷さん。
自分の役立ち感が満たされる仕事や職場が天職なんですね。

○「男のコレクションは、プロセスが大事。」(中谷彰宏)
「女性のショッピング。男の買い物。」
これは、以前の別ナカで飛び出した名言の1つ。
女性は何事もおいてもプロセス志向というわけです。
ところが、男性も趣味ではプロセス志向になるのです。
「コレクションには徒労がつきもの。
男のコレクションは、プロセスが大事。」と中谷さん。
趣味の世界は、男性にとって、自分が主人公の物語。
「女性の最大のライバルは、男の趣味。」と言うのも頷けますね。

○「『変態ね』は、最高の褒め言葉。」(中谷彰宏)
「すごーい」という言葉に、男性は弱いものです。
でも、「すごーい」を求めていては、孤高の世界に到達できないようです。
「女性の歓心をひくようなマーケティングをしない特殊な価値観。
価値観がかけ離れた特殊な美意識に、女性は惹かれる。」と中谷さん。
媚びて迎合するよりも、超然とした価値をみずから創り出す。
そういう人たちにとっての最高の褒め言葉は「変態ね」。
変態、つまり理解不能と言われることに喜びを感じられる。
そんな男性に、女性は魅力を感じるのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美