月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏122「恋愛力とは、自立力だ。」――今のレベルを抜け出す恋愛術

たとえば受験では、自分の実力は明白。
今の成績がどの程度か、誰でも客観的に把握しているものです。
ところが、仕事や恋愛となると、なかなかそれができません。
たいていの人は、自己評価が甘くなっているものです。
「おれはこんなに仕事ができるのに、適正に評価されていない……」
「私に見合った人との出会いがぜんぜんない……」
こんな悩みの大半は、自己評価と実力のギャップから生まれます。
そのギャップを埋めることなくして、前に進むことはできません。
では、どうすれば、このギャップを埋めることができるのでしょうか?
それは、勉強。
自分の価値は、日に日に劣化していきます。
それを補って余りあるものにするためには、日々の勉強。
自分の価値を劣化させない心構え、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□将来の見通しが暗いと感じている方。
□不遇感を感じている方。
□自分を見失っているか心配な方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

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○「勉強しないと、選択肢が減っていく。」(中谷彰宏)
「いつから始めても遅くはない」とは言いますが、
じっさいには、もはや手遅れということは少なくありません。
こんな「選択肢」の減少を、唯一先送りしてくれるのが勉強。
日頃から、身体を鍛えている人なら、50歳からでも、
フルマラソン完走を、選択肢に入れることができるでしょう。
日頃から、英会話を勉強している人なら、60歳からでも、
他の外国語の習得を、選択肢に入れることができるでしょう。
エンジンが止まった状態から走り出すのは、ひと苦労。
アイドリングして、エンジンを温めていれば、すぐ走り出せます。
可能性を狭めないためには、ふだんの勉強癖が大事なのですね。

○「女性は置いてけぼり、男性は束縛を怖れている。」(中谷彰宏)
女性は「放り出されたらどうしよう」と不安になりがち。
そこで多くの女性がやってしまうのが、パートナーの束縛。
一方、男性はその束縛を怖れて、結婚に踏み切れない。
両者をめぐる「不安」のあり方が、ゴールインを遠ざけているのです。
以前の別ナカで、中谷さんがおっしゃっていました。
女性の敵は、他の女性ではなく、男性の趣味であると。
男性は、結婚によって、趣味を奪われるのを怖れています。
だから、その恐怖心を打ち消してあげることが、結婚への第一歩。
相手の不安をなくすことが、自分の不安をなくすことになるのです。

○「師匠を探し出すことが、大人の勉強。」(中谷彰宏)
「この資格があれば、転職に有利」
こんな言葉を時々耳にしますが、これでは学生の勉強。
なぜなら、大人の勉強にとって重要なのは、
「何を学ぶか」というより、「誰から学ぶか」だからです。
つまり、師匠を見つけ出すこと。
ダンス、絵画、語学――教育内容は何でもかまいません。
師匠の謦咳に接しながら、人格を陶冶していく。
これが「大人の勉強」の本質。
師匠の探し方を、中谷師匠から教わりましょう。

○「恋愛に、抽選はない。」(中谷彰宏)
「出会いがない」と嘆いている女性は少なくありません。
そういう女性は、縁結びにご利益があるという神社を訪ねたりします。
でも、それでいい縁に恵まれたという話は、あまり耳にしません。
「恋愛に、抽選はない。」と中谷さん。
宝くじに当たるように神頼みする。これは恋愛には通用しないのです。
大学に合格するために、パワースポット巡りをするようなものです。
合格するためには、勉強して学力を身につけるしかないように、
恋愛を実らせるためにも、勉強して力をつけるしかありません。
恋愛も、「実力」がものをいう世界。
勉強して、「実力」をつけるしかないのです。

○「つきあって、継続するかは、勉強次第。」(中谷彰宏)
子供の頃は、ご近所同士というだけで仲良くなれました。
でも、小学校高学年にもなると、趣味や性格で友達を選ぶようになります。
大人になると、さらにストライクゾーンは小さくなってきます。
結婚観、職業観から人生観に至るまで、価値観は独自化してきて、
合わないと直感した相手からは、さっと身を引くようになってきます。
そんななか、「運命の人」と出会うにはどうすればいいのでしょうか?
そのためには、やはり勉強。
旅行でも、ファッションでも、釣りでも、徹底的に突き詰めてみる。
高いところに到達した人は、浮かび上がってきます。
そんな運命の人と出会うためには、まず自分が浮かび上がること。
それは、勉強することでしか成しえないのです。

○「食べ物に、文化度が表れる。」(中谷彰宏)
月ナカ・別ナカでは、よく食べ物の話題で盛り上がります。
盛り上がるのは、高級レストランや高級な料理ではなく、
むしろ、大衆食堂やラーメン屋さんといった庶民的な食べ物。
新宿の紀伊國屋書店にあるピロピロ肉のカレー屋さんをはじめ、
大戸屋、奈良さんがバイトしていた吉野家からチェーンのそば店。
そういう店で、いかに味わったか、いかに楽しんだかを語らうお二人。
もはや、味は二の次。
「物語」こそ、食べ物の醍醐味なのだと気づかされます。
舌での味わいより、脳での味わい――ここに文化が表れるようです。
中谷さんたちと、食べ物について語り合えるレベルになりたいですね。

○「ホテルは、さわれるミュージアム。」(中谷彰宏)
美術館や博物館というと、「手を触れないでください」の注意書き。
ガラスケース越しに覗き込み、説明書きを読む――
それが一般的なスタイルです。
壊してしまったら一大事。安易にさわれないのもわかります。
でも、東京ステーションホテルは違いました。
中谷塾での見学の際、支配人の方はこうおっしゃったそうです。
「どうぞ、さわってください。
ここは、さわれるミュージアムなのです」
東京ステーションホテルといえば、もはや歴史的建造物。
恐る恐る手をふれる塾生さんたちの胸に去来したものは何でしょうか。
これが中谷さんがおっしゃる「生体験」なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美