月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏119「想像を共有しよう。」――場数を増やす工夫をする恋愛術

幼児は目新しい物に興味を持って、手に取ろうとします。
20代までは、チャレンジ精神にあふれ、新しい体験に貪欲なものです。
ところが、人によっては30代を迎えるころには、そんな意欲はすっかり収縮。
年々、新しい体験が苦痛に感じられるようになってきます。
これが「老い」というものの正体です。
放置していたら、あとは下降線をたどるのみ。
何をやるのも面倒くさい、「生ける屍」になるのも時間の問題。
長生きしても、こんな精神状態だったら、生き地獄でしかありません。
老後に向けて準備すべきことは貯蓄などではなく、瑞々しい精神の涵養。
新しい人間関係や体験に挑み続けられる心をいかに維持してゆくか。
精神のアンチエイジング術、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□上流階級の金銭作法を知りたい方。
□精神的に老いを感じつつある方。
□一人行動が苦手な方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ119 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「割り勘は、思考停止。」(中谷彰宏)
「上流階級は、長い期間を見据えたグロスで考える。
だから、彼らには、割り勘はない。」と中谷さん。
先代にお世話になった。亡き祖父に目をかけられた。
そんな長い時間の人間関係を前提にしているので、
その場その場での「精算」は必要ないというわけです。
さらに中谷さん、「割り勘は楽。思考停止。」とバッサリ。
一見、平等で妥当な支払い方とされる割り勘ですが、
じつは、その場限りの「行きずりの方法」だったのですね。

○「女性のショッピング、男の買物。」(中谷彰宏)
「ショッピングは、女性がイマジネーションをふくらませる場。
何を買うか、いっしょに悩んで欲しい。
男の場合は買い物。アマゾンで済んでしまう。」と中谷さん。
「物を買う」という行動に込める意味は、男女でこんなに違うのですね。
そういえば、知人の男性は、見ないでクルマを買ったり、部屋を借りたりします。
彼に言わせれば、迷うのが面倒くさいとのこと。
これが男性脳というものなのでしょう。こういうとき、女性は、
「せっかくのイマジネーションをふくらませられる機会がもったいない」
――と考えがちです。
ショッピング中に仲がこじれる理由がよくわかりました(笑)。

○「おごられ方に、力量が出る。」(中谷彰宏)
「おごられるのは難しい。マナーが必要。」と中谷さん。
たしかに、おごられるほうが気を使います。
遠慮しすぎても、遠慮しなさすぎてもいけない。
お返しも考えなければならない――そんな配慮が問われます。
若い時は、おごられながら、人間心理を学び、マナーや礼儀を習得する。
だから、お金があるからと、おごっていたり、割り勘ばかりしていては、
学習の機会を失ってしまうことになりかねません。
上手におごられて、上手におごれるようになっていきたいですね。

○「人生下り坂になると、円陣を組んでしまう。」(中谷彰宏)
年を取ると、新しい人間関係や状況に対応するのが苦痛になる――
今回の別ナカでは、このことをつくづく実感しました。
たしかに、人間関係は閉鎖的になりがちで、私自身、反省するところ大です。
「人生下り坂になると、円陣を組んでしまう。
上り調子の人は、半円をつくる。」と中谷さん。
仲間と仲良く語らいながらも、新しい人を受け入れる余裕がある。
その状態を「半円」と表現した中谷さん、さすがです。
仲間内でも半分開放し、自分でもよその半円に入り込んでいく。
それが、精神のアンチエイジングにとって、最高のトレーニングなのですね。

○「場数の少なさは、勉強で補える。」(中谷彰宏)
場数に恵まれた人は、それだけで成功者といえるでしょう。
ふつう、場数を踏む機会にすら、なかなか恵まれないものです。
場数が多い人はさらに場数を踏め、少ない人はいつまでも少ないまま……
場数をめぐる格差は、そのまま人生の格差になってしまいます。
では、どうすれば、場数格差を挽回できるのでしょうか。
それは、勉強。
実体験には当然かないませんが、疑似体験からも叡智は獲得できます。
「場数の少なさは言い訳にならない。勉強して補おう。」と中谷さん。
膨大な中谷さんの場数。そこから得た叡智を学んでいきましょう。

○「一歩踏み込めば、かわいがられる。」(中谷彰宏)
私にも、「怖い人」はたくさんいました。
でも、実際に会ってみると、全員が「怖い人」ではありませんでした。
「怖い」のは、私の心が勝手にそう思っているだけのことで、
相手の実像とは何の関係もなかったのです。
「ビビって、逃げ回っているから怖くなる。
相手の懐に飛び込めば、かわいがられる。」と中谷さん。
コワモテなトランプ大統領にしても、デヴィ夫人にしても、
一流の人たちとは、そのほとんどが優しくて気さく。
「役割」としてのコワモテをテレビで演じているだけだったりするものです。
そんな虚像に怯えていないで、思い切って懐に飛び込んでみる。
人生は、その瞬間の勇気によって切り拓かれるのです。

○「一人行動すれば、不機嫌にならない。」(中谷彰宏)
知らない人、知らない国やまち、知らない仕事や趣味――
そんなアウェイ体験が増えると、私たちはどうなるのでしょうか?
「何があろうと動じない。不機嫌にならない。」が正解です。
言い換えれば、つるんだり、集団行動ばかりしているから、
すぐに動揺したり、不平不満ばかりになってしまうのです。
一人で行動する人は、すべて自己責任。責任転嫁は死を意味します。
揺るがないマインドや上機嫌メンタルを体得したいのなら、一人行動。
「かわいい子には旅をさせよ」という言葉を現代的に翻訳すれば、
「みずからにアウェイ体験をさせよ」ということなのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美