月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏115「真ん中を速く、最初と最後をゆっくり。」――いい距離感を身につける恋愛術

沈黙することで思考する男性としゃべりながら考える女性。
段取り遂行に命を賭ける男性と予定変更にドキドキする女性。
分業好きな男性と共同作業好きな女性。
これでは、両者がぶつかってしまうのも当然といえます。
でも、モテる人は違います。
なぜなら、おたがいの性差を熟知しているから。
モテる女性は、男性に段取りを遂行させてあげます。
モテる男性は、機嫌よくプランを捨て去ることができます。
性差を踏まえて深くつきあう方法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□黙っている男性を、不機嫌だと思ってしまう女性。
□女性は言うことがころころ変わると思う男性。
□パートナーの心の内を理解したい方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ115 価格:1,700円(税込)
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ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「男は黙って考える。女性はしゃべりながら考える。」(中谷彰宏)
中谷さんはよく「男女は別の動物」とおっしゃいます。
それが、もっとも顕著に表れるのは「思考」。
「男の沈黙して考える。頭の中でしゃべっている。
一方、女性はしゃべりながら考える。
口に出したことは、その瞬間の一思考に過ぎない。」
この整理、すばらしいと思います。
男性は、女性の言葉を熟慮の末の決断と真に受けてしまい、
女性は、男性の沈黙を「ほったらかし」だと不満に思う。
「別の動物」と認識することが、相互理解の第一歩なのですね。

○「段取り遂行が男の美学。予定変更が女性のドキドキ。」(中谷彰宏)
事前によく調査して、周到に準備し、確実に遂行する。
男性は「段取り」に精魂を傾けます。
女性は違います。予定変更に、ドキドキを感じます。
「講演で、テーマと違う話をして盛り上げるのは女性。
おじさんたちはクレームを言ってくる。」と中谷さん。
男性にとって、がんばって段取りすることは愛情の表れ。
でも、女性にとって、それは――
面白みのないものに思えてしまうのですね(笑)。

○「分業好きの男性。共同作業好きの女性。」(中谷彰宏)
仕事への向き合い方でも、男女の差が歴然としています。
男性は、手分けして遂行しようとする「分業志向」。
一方、女性は、一緒に取り組みたがろうとする「共同作業志向」。
「列に並んでいるので、どこかでゆっくりしていて」
こんな思いやりの言葉も、女性にとっては肩透かし。
一人でゆっくりするより、一緒に並ぶほうが嬉しいのです。
男女がともに働く、これからのビジネス社会において、
この違いを理解しておくことは、とても重要になりそうですね。

○「ゆっくり、速く、ゆっくり。」(中谷彰宏)
人間関係で一番大事なのは「距離感」。
好かれる人は、距離の取り方に卓越しています。
だいじなのがリズム感。
「ゆっくり、速く、ゆっくり」というリズムを心がけましょう。
これが逆に、「速く、ゆっくり、速く」となるとNGです。
いきなり距離を縮めては、不審がられてしまうのがオチですし、
最初突破しても、その後モタモタしていてはチャンスを失います。
これは仕事でも同じ。ゆったり取り掛かり、
中盤でスピードを上げて、最後はゆったり着地する。
このリズム感、ぜひとも体得したいですね。

○「ベッドの中で、敬語を使おう。」(中谷彰宏)
自然で、受け入れやすいリズムを共有することは大事です。
でも、時にはそれを崩してみましょう。
「距離感を固定化しないことで、刺激が生まれる。
たとえば、ベッドで敬語を使ってみる。
こんな落差が刺激になる。」と中谷さん。
なれあいの関係は、往々にしてマンネリに陥ります。
そんな時、言葉遣いを変えてアクセントをつける。
中谷塾での別れ際の挨拶は「ごきげんよう」。
すでに死語と化した古典的な挨拶ですが、「お疲れさま」より、
ずっとエレガントで、刺激的な表現ですね。

○「スペースを見つけて、パスを送ろう。」(中谷彰宏)
アスリートは技術だけでは、代表選手に選出されません。
選ばれるためには、次の3点が必要だと中谷さん。
1.監督のゲームプランを理解している。
2.自分に求められていることが理解できている。
3.やってはいけないことがわかっている。
これを目線基準に変換すると、こうなります。
三流は、ボールを見ている。
二流は、味方や敵を見ている。
一流は、空間(=スペース)を見ている。
これは、コミュニケーションでも同じことです。
全体を鳥瞰する眼が「キラーパス」を生み出すのです。

○「どれだけプランを捨てられるかが、男の度量。」(中谷彰宏)
プランニングとその実行が、男性の力量の見せ所。
男性社会では、その力量が評価の対象となります。
でも、この考え方は、女性相手には通用しません。
むしろ、周到に組んだプランを平然と捨てられる。
さらには、そのことを相手の女性に察知させない。
こんなところが、男性の魅力となって表れるからです。
もったいないからと、計画を強引に遂行したり、
恩着せがましく予定を変更したり……そんな男性は、
たとえ仕事はできても、モテないのが現実なのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美