月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏113「空間を広げるより、時間の密度を濃くしよう。」――面白さを共有する恋愛術

女性にモテるのは、面白い人。
では、どういう人が「面白い人」なのでしょうか?
それは「面白がれる人」です。
ピンチ、想定外の事態、単調な仕事――こんなことでも面白がれる。
そんな力量を持った人が、面白い人です。
でも、面白がれる人になるには、それなりの鍛錬が必要です。
どんな状況でも受け止められる度量、面白がれる着眼点を見つけ出す力量。
そう、面白い人は、独自の着眼点を「開発」し続ける人なのです。
どんなことも面白がれるメンタル、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□面倒くさがりな方。
□「いい人」とよく言われる方。
□自分の魅力を高めたい方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

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○「面白い人は、時間の密度を重視する。」(中谷彰宏)
「悪役は豪邸を持っている。007には家がない。」と中谷さん。
「空間の大きさ」にこだわるタイプと「時間の密度」を重視するタイプ。
世の中には、この2種類の人が存在します。
「空間」志向の人は、サイズにこだわります。
年収・学歴や体型、さらには交際した女性の数に至るまで、
「数」でカウントできるものを自慢します。
そんなモテない人たちが「数」を追ううちに、失ってしまうのが「質」。
「質」とは、言い換えれば、時間の密度。
時間の密度を追求する人だけが、瞬間瞬間を楽しめるのですね。

○「女性は、時間の密度を求めている。」(中谷彰宏)
大小、上下、貧富――こういう尺度が、面白さを損ねてしまいます。
一種、男性的ともいうべきこうしたものさしは、
女性との関係を深めていく上では、妨げでしかありません。
女性が男性との関係で求めているのは、感動、感激、感謝といった情動。こうした感情の盛り上がりと、「空間」の優劣は無縁です。
「時間に上下はない。密度の濃い時間で興奮できる。」と中谷さん。
過去の蓄積=「空間」では、女性の心を打ちません。
その瞬間の盛り上がりへの集中力が、モテ力を高めるのです。

○「音楽は、究極の時間芸術。」(中谷彰宏)
コンサートで、いちばん盛り上がるのは知っている曲。
知らない曲ばかりのコンサートは楽しめないものです。
「音楽は、究極の時間芸術。新曲で感動はない。」と中谷さん。
過去に聴いた音楽を頭の中で再生しながら、目の前の音楽に向き合う。
記憶と生体験――この二重構造が、感動を与えてくれるようです。
新しい物を追い求めるより、過去の物を深掘りしてみる。
それが芸術を理解するための王道なのかもしれませんね。

○「何度も味わうから、深い境地に到達できる。」(中谷彰宏)
初めて聴く音楽、初めて観る絵で感激できる人は、よほどの達人です。
これは映画も同じこと。
「初めて観る映画はストーリーを追いかけている。
本当に観ることができるようになるのは、二度目から。」と中谷さん。
二度目になると、頭に筋が入っていますから、余裕が生まれます。
細かい演出や遊び心あふれるちょっとした仕掛け、さらには創り手の意図まで。
何度も味わうことで、より深い境地に達することができるのです。
映画鑑賞は、二度目からが醍醐味なのですね。

○「時間型の人は、待ち時間を楽しめる。」(中谷彰宏)
「待ち時間=悪」という公式が一般的には成り立っています。
でも、中谷さんは違います。
「過去の余韻と未来の予感が、今の興奮を生む。
待ち時間に文句を言う人は、ディズニーランドを味わえない。」
子供を例にとってみるとわかりやすいかもしれません。
「過去」の経験が少なく、「未来」を予見する力も乏しいのが子供です。
「今」しか味わえないから、待ち時間が苦痛に感じるのも無理もありません。
待ち時間を味わう、それは、成熟した大人だけの愉しみなのです。

○「ワルとは、面白さを教えてくれる人。」(中谷彰宏)
「ワルは不良ではない。面白さを教えてくれる人。」と中谷さん。
ギャンブル、夜遊びから、釣りや野球観戦まで。
ジャンルは関係なく、その世界の深い部分を見せてくれる人、それがワル。
一方、健康的かどうか、無難かどうか、将来性があるかどうか、
そういうことで物事を見る「いい人」がいます。
そういう人は「いい人」ですが、つまらない……
ありきたりの価値観ではなく、独自の価値観で生きる。
そんな魅力的な人が、ワルというものなのです。

○「面白がれる人が、面白い人。」(中谷彰宏)
独自の価値観を持っている人は、なんでも面白がることができます。
グルメな人は、食にうるさいので、不満を抱えがちですが、
本当の食通は、どんな料理でも「面白がる」ことができます。
ファストフードのパンケーキ、ぴろぴろの薄い肉、変な店の微妙なメニュー。
おいしいかどうかではない、独自の価値観があるからです。
「深さとは、常人の常識から外れた理解不能な世界。
評判の蕎麦屋さんより、妻子に捨てられた蕎麦屋さんに物語がある。」
面白がることができる人は、物語を楽しめる人なのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美