月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏110「雑談で好き嫌いを把握しよう。」――名刺を出さないで会話する出会い術

「恋」は加点法、「愛」は減点法――と中谷さん。
「恋」は「相手が喜ぶこと」をすることで盛り上がる。
一方、「愛」は「相手が嫌なことをしない」ことで持続する。
つまり「嫌がること」をやったら、いくら「喜ぶこと」をやっても、
そう簡単に埋め合わせができないのが夫婦生活なのです。
「嫌がることをやっても、喜ぶことをやれば帳尻が合う」
――こんなふうに考えていると、夫婦生活は奈落の底に一直線。
相手が「喜ぶこと」を察知する恋愛力を、
相手が「嫌がること」を察知する愛情力に。
「恋」を「愛」に転換する方法、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□相手の嫌がることに無頓着な方。
□会話がもたない方。
□夫婦生活で苦労している方。
ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ110 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「雑談で好き嫌いを把握しよう。」(中谷彰宏)
雑談とは、何のためにあるのでしょうか?
その答えは「相手の好き嫌いをキャッチするため」です。
成熟した大人は「好き嫌い」を言わないものです。
でも、誰にも「好き嫌い」はあるものです。
それを上手にキャッチする人が成功し、
それがヘタな人は、いつまでもうだつが上がらないでいます。
たかが雑談、されど雑談。
雑談ひとつとっても、おろそかにしないのがプロフェッショナル。
雑談術は「初対面」を制するプロの技法なのですね。

○「良妻賢母が、成長させない。」(中谷彰宏)
「アルコール依存症患者の奥さんは良妻賢母が多い」
――そんな話をよく耳にします。
それはわかる気がします。
いつまでも見放さないでいてくれて、
しくじっても尻ぬぐいをしてくれる人がいれば、
その状態にあぐらをかいてしまいかねません。
「甘え」はその瞬間は救われるものですが、
長い目で見れば、転落へのステップでしかありません。
そういう意味で、甘やかす人は、結局のところ、
自分に対して「甘い」のかもしれません。
「厳しさ」という愛情表現も身につけていきたいですね。

○「価値軸があれば、お金がかからない。」(中谷彰宏)
いくら高収入でも、「貧乏な人」はいます。
その人たちに共通していえるのは、「価値軸」がないこと。
もっといえば、「見栄っ張り」ということになります。
価値軸がないから、住居、服装、交際などで見栄を張ってしまう。
でも、価値軸がある人は、そういう不毛なことをしません。
たとえば、郷土史研究に没頭する友人は、服装や美食に無関心。
彼はお金儲けに興味がないのに、けっこうお金持ちです。
お金持ちになるには、稼いだり資産運用を学んだりするよりも、
「自分の価値軸」を持つことなのかもしれませんね。

○「喜ばせるより、嫌がることをしない。」(中谷彰宏)
「恋」は加点法、「愛」は減点法――と中谷さん。
「恋」は「相手が喜ぶこと」をすることで盛り上がる。
一方、「愛」は「相手が嫌なことをしない」ことで継続する。
つまり、「嫌がること」をやったら、いくら「喜ぶこと」をやっても、
そう簡単に埋め合わせができないのが夫婦生活なのです。
「嫌がることをやっても、喜ぶことをやれば帳尻が合う」
こんなふうに考えていると、夫婦生活は冷めていくだけ。
「喜ばせる」から「嫌がることをしない」に展開できた瞬間、
「恋」から「愛へと転換できるんですね。

○「相手の嫌がることを、観察しよう。」(中谷彰宏)
若いころは、「共通点」で盛り上がれます。
自分の好きなアーティストや旅行先など。
他が多少合わなくても意気投合できるのが若さなのかもしれません。
ところが、歳をとってくると状況が一変。
しだいに、「嫌なところ」が重要になってくるからです。
ストライクゾーンがだんだん小さくなってくるなかで、
相手の「嫌がるところ」を察知することは重要です。
こんな「地雷」を感知するために、雑談は存在します。
雑談を通じて、相手の「地雷」をいかに察知できるか、
それが、「雑談力」の目的なんですね。

○「噂話をすると、友達は逃げていく。」(中谷彰宏)
噂話は、手っ取り早く相手と共感する方法です。
おたがいに好きでない人をあげつらうことによって、
意気投合することができる。そんな「利点」はたしかにあります。
でも、これは必ずしも利点になりません。
それは、「噂話好き」というレッテルを貼られてしまうからです。
いったん「噂話好き」認定されてしまうと、何かと面倒です。
上品な友達は去っていって、周囲には噂好きばかり残るからです。
噂話をしたいという欲望はあっても、そこは踏ん張ってこらえる。
その慎みが「品性」として返ってくるのですね。

○「宙ぶらりんを、空想力で埋めていこう。」(中谷彰宏)
初対面の人との会話。
肩書きで話し始めるのは、とてもかんたんで手近です。
でもそこで、ひと踏ん張りしてみましょう。
「肩書きを聞くと、話がマニアックに行かない。
肩書きを明かさないで、雑談しよう。」と中谷さん。
肩書きを名乗らないという「宙ぶらりん」の状態に耐えて会話する。
年齢、住まい、職業を話題にしないで、いかに話をもたせるか。
そう、これは、大人の修行なのです。
貧乏人から殿上人まで同じようにつきあえるのがダンディズム。
易きに流れない会話力を身につけていきましょう。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美