月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏104「好きな仕事より、好きなやり方を見つけよう。」――工夫からやりがいを作る人生術

場に溶け込めないのは、なぜでしょうか。
それは、“正しい挨拶”ができていないからかもしれません。
“正しい挨拶”ができれば、すんなりその場に溶け込めるだけではなく、
思わぬチャンスが訪れてくるものです。
中谷さんの提唱する「挨拶3ヶ条」は次の通り。

1.元気に挨拶する。
2.知らない人に挨拶する。
3.一人一人に挨拶する。

「大物」ほど、挨拶3ヶ条ができていると中谷さん。
大物だから挨拶がしっかりできるというのではなく、
挨拶がしっかりできるから大物になったと中谷さん。
挨拶の奥義、中谷さんから伺いました。

★こんな方にお奨めです♪

□初対面のコミュニケーションが苦手な方。
□さみしさをよく感じる方。
□メンタルが弱い方。

ゲスト:久瑠あさ美さん(メンタルトレーナー)


ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

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○「相手より先に、挨拶しよう。」(中谷彰宏)
中谷さんの提唱する「挨拶3ヶ条」。
1.元気に挨拶する。
2.知らない人に挨拶する。
3.一人一人に挨拶する。
挨拶作法がわかっていない人は、“全体”に挨拶します。
「おはようございまーす」と全体に声をかけて、はいおしまい。
でも、大物は違います。たとえば、村田英雄さん。
村田さんは、一人一人に「ありがとう」と挨拶されたとのこと。
大物だから、そうしているわけではありません。
こういう挨拶習慣があったからこそ、大物になったのです。
中谷さん提唱の挨拶3ヶ条、さっそく実践していきましょう。

○「宙ぶらりんに耐えよう。」(中谷彰宏)
けんかっ早い人は、白黒つけたがります。
すぐに「出るとこ出ろ」という態度では、
人間関係も、仕事もうまくいくはずがありません。
ゼロか100へと極端にふれてしまっては、ペーパーテスト。
実社会はそんな簡単に片付けることができないことばかり。
白黒つかないという宙ぶらりんな状態に耐えられる。
そんな曖昧な状態を耐えきった人にだけ、成功が訪れるのです。

○「仕事をしていれば、待つことができる。」(中谷彰宏)
諸行無常――状況はつねに変転しています。
力尽くで状況をねじ曲げようとすると、跳ね返されるものです。
待つべきときは、じっと待つ。
成功者は、待つことができます。
でも、何もしないで漫然と時間をつぶしているのは、つらいものです。
そんなときには、仕事。
「仕事は何のためにあるのか。それは時間つぶし。」と中谷さん。
没頭できる仕事を持っている人は、ジタバタしないですみます。
その堂々とした態度が、困難な状況をチャンスにしていくのです。

○「時間を持て余しているから、さみしくなる。」(中谷彰宏)
さみしいという感情はどうして起こるのでしょうか?
それは、「時間を持て余しているから。」と中谷さん。
「暇だからさみしい」――これは思いもよらない答えでした。
では、忙しくすれば、さみしくなくなるということになります。
でも、中谷さんはこうおっしゃいます。
「時間つぶしに、時間とお金をつかってはならない。
イライラしたからと、飲んだり食べたりではもったいない。」
暇つぶしには仕事。つぎに映画や読書。
人生に役立つことで、暇をつぶしていきましょう。

○「手間がかかるから、愛情がわいてくる。」
(中谷彰宏) 「育児で楽すると、親子の情愛がわいてこない。
手間をかけるほど、愛着がわいてくる。」と中谷さん。
子供を育て上げるには、たいへん世話がかかります。
そのときの面倒や手間暇が、愛情に昇華してゆくというのです。
人間の心理というのは、裏腹なものです。
面倒をかけさせられると、むりやり「納得」しようとします。
「私はこんなに面倒をみた。それはこの子を愛しているからに違いない」
――こんな思考回路になるというのです。
「手を抜くから楽しくない。」と中谷さん。
何ごとにも渾身で臨むことが、幸せに生きるためのコツなのですね。

○「何をやるかではなく、どうやるか。」(中谷彰宏)
手間がかかる仕事とは、言い換えれば、工夫の余地のある仕事。
工夫によって、大きな成果が出たときの幸福感は格別なものです。
「では、マニュアルワークは、面白くない仕事ということ?」
――こんな質問が出てきそうです。
でも、それは早とちりです。
マニュアルワークだろうと、工夫の余地はあります。
いかにしてそれを発見するかが、腕の見せ所。
だから、すでに洗練されて、完成されている業界ではなく、
未整備で、改善の余地のある業界のほうにこそチャンスはあるのです。

○「物を作る人は、メンタルが強くなる。」(中谷彰宏)
店舗の内装工事にしても、雑誌の編集にしても、
一つの物を完成させることはたいへんなことです。
当初想定していなかったことが起こるのは当たり前。
予定していた通りにゆくことはめったにありません。
「物を作っていると、メンタルが強くなる。」と中谷さん。
物作りを通じて、メンタル力を鍛えることができるのです。
折り紙でも、料理でも、編み物でも、スケッチでも、
物を作ることで、メンタルは鍛えられるのです。

○「子供を、子供扱いしないようにしよう。」(中谷彰宏)
「子供扱い」されて、いちばんいやがるのは子供です。
「でちゅよね」などの子供言葉をつかったり、
お相撲で、手加減して、わざと負けてあげる。
こうされることを、子供はけっして望んでいません。
子供扱いとは、「見下す」ことにほかならないからでしょう。
むしろ「大人の体験」をしたときに、子供の心は躍動します。
大人の映画や本をのぞき見したときの興奮は、誰しも経験済みでしょう。
急速に大人にしようとすれば、当然、問題も出てくるでしょうが、
少なくとも子供扱いすることは、親子双方のためにはならないようです。

○「相手の求めに応えるのが、プロフェッショナル。」(中谷彰宏)
仕事ができない人は、こんなことをしてしまいます。
相手が求めていないのに、膨大な資料を用意して説明する。
相手が求めていないのに、いちいち訪問して説明やお詫びしようとする。
こういう人たちは、相手の求めることなどお構いなし。
「自分がこうしたい」という美学(?)を押しつけているだけです。
お客様に時間がないのなら、さっとわかる資料を一枚用意する。
説明など求めていないのなら、必要なものだけ納品する。
「お詫びはいらない」というお客様には、せいぜい詫び状を送る程度にする。
自分の「美学」にこだわる人は、相手の事情が見えていない人なのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美