月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏97「物語を、共有しよう。」――精神的・経済的に自立する恋愛術

モテない男性は、「情報」で語ります。
この料理はどうやってつくられている。
レストランの格付けは云々。
この絵の価値は云々。
そんな「情報」を女性は求めていません。
女性が求めているのは「物語」。
いっしょにいる時間をいかにして過ごすかが大事。
目の前の「情報」は大した問題ではないのです。
「物語」を生き切る方法、中谷さんから教わりました。

★こんな方にお奨めです♪

□「情報」好きな男性。
□女性の求める「物語」がよくわからない男性。
□つい「正論」に走ってしまう方。

ゲスト:久瑠あさ美さん(メンタルトレーナー)


ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ97 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


【CD版】別ナカ97 価格:5,000円(税・送料込)


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○「死を考えるのではなく、生を考えよう。」(中谷彰宏)
中谷さんはこうおっしゃいます。
「死は誰にでも訪れる。
それが早いか、遅いかだけのこと。」
死を覚悟して生きれば、人生を完全燃焼できます。
でも、死を意識して生きれば、不完全燃焼してしまいます。
「生」を意識した生き方、それは、今を生きること。
来月やろうと思っていることを今やる。
老後に備えずに、明日の準備をする。
今行動することで、今を生きることができるのです。

○「気を遣わないことで、気を遣わせない。」(中谷彰宏)
ガンで入院した友人を見舞ったAさんのひと言。
「あら、こんなところに癌患者!」
最愛の人を失ったBさんの弔辞でのひと言。
「私もすぐ行きますとは、言いまへんでえ」
大病や死を前にすると、人は萎縮してしまうものです。
でも、ここでこそ、日ごろの鍛錬が問われます。
元気な自分で接してあげることが、病気の人への思いやり。
そのためには、変な気を遣わないこと。
変な気遣いは、病気の相手に気を遣わせるだけ。
相手の病状をさらに悪化させかねないのです。

○「強烈な思い出が永遠。」(中谷彰宏)
長い年月を経ても、色あせない記憶。
それは、たいていの場合、きつい時期のこと。
きつい時期というのは、言いかえれば「物語」期。
お金に余裕があるときの旅より、貧乏のときの旅。
平和な結婚生活より、周囲から猛反対された恋愛。
「日常生活は平板で単調。だからこそ、
強烈な思い出が宝物であり、永遠。」と中谷さん。
いつ「物語」に遭遇するかわかりません。
物語を逃さないために、私たちは感性を磨くのです。

○「正論で、共感を切り捨てないようにしよう。」(中谷彰宏)
男性に悩み事を相談して、がっかりした。
そんな話を女性からよく聞きます。
おそらくその男性は一生懸命、解決策を考えたのでしょう。
でも、相談した女性は、解決策より共感して欲しかった。
男性は解決策を求め、女性は共感を求める。
「正論で、共感を切り捨てないようにしよう。」と中谷さん。
善悪という基準を持ち出せば、心が通わなくなる。
共感して、心が通った瞬間、物語が始まる。
善悪の基準は、物語には必要ないのです。

○「男性は情報系。女性は物語系。」(中谷彰宏)
「カバン買って」――このひと言を翻訳してみましょう。
男性訳は、こんな感じでしょうか。
「どこで、いくらの、どんなカバンが欲しいんだ? 
全額、俺が払うのか? 前にも買ってやっただろ…」
女性訳をすると、こんな感じです。
「いっしょに買い物、つきあって♪」。
そう、女性はその男性に好意を持っているのに、
男性のほうは悪意に近いものを感じてしまう。
どうしてこんな行き違いが発生するのでしょうか。
「男性は情報系。女性は物語系。」と中谷さん。
女性の気持ちを汲み取るには、物語で解釈。
男性の気持ちを汲み取るには、情報で解釈。
情報と物語の変換が上手な人が、モテるのです。

○「情報系は、話が盛り上がらない。」(中谷彰宏)
関東から関西に移転開業したラーメン屋さん。
その理由は、「もっと阪神を応援したいから」。
従来のお客さんを捨て、家族の反対を押し切る。
そんな店主の人生には、ラーメン以上の味わいがあります。
情報系の人は、味のほうに目が行ってしまいがちですが、
物語系の人は、店主の生きざまに目が行きます。
ラーメンの味よりも、生きざまを語り合いたい。
会話が盛り上がる人は、物語を味わえる人なのです。

○「空気ではなく、物語を読もう。」(中谷彰宏)
空気が読める。これは社会人の必修科目。
でも、さらに一段上の人は、物語を読もうとします。
自分が遭遇している場面は、どんな物語のどんな場面か。
今、自分はどんな配役でどう行動すべきか。
それを読み解こうとします。
場面に必要な役を憑依させ、筋書きに沿って行動する。
それが物語に生きるということ。
でも、多くの「物語」を仕込んでおかなければ、
突然始まる物語に対処できません。
そのために、私たちは、映画を観て、本を読むのです。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美