月刊・中谷彰宏「月ナカ生活」

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別冊・中谷彰宏91「『いないと困るよ』と伝えよう。」――魔法が使えるようになる恋愛術

感謝――それが大切なことはわかっていても、
具体的にどういう行動を指すのか、人によってそれぞれです。
「感謝とは、相手の存在意義を認めること。」と中谷さん。
「ありがとうございます」を連発するより、
「あなたのおかげで――」という言葉を添えてみる。
「君のおかげで、仕事に打ち込めています」
「あなたのおかげで、幸せに暮らせています」
相手の存在によって助けられていることを具体的に示す。
これが感謝するということなのです。
共感コミュニケーションの作法、中谷さんから伺いました。

★こんな方に有効です!

□自分が認められていないと思っている方。
□やられたら、つい仕返ししてしまう方。
□共感する力が弱いと思っている方。

ゲスト:久瑠あさ美さん(メンタルトレーナー)


ゲスト:奈良巧さん(編集者)
本編の一部を無料試聴いただけます。

【データ版】別ナカ91 価格:1,700円(税込)
※メールでデータをお送りします。
自動配信では
ありませんので、 配信に最長1日かかります。


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○「自分の努力がわかるのは、自分だけ。」(中谷彰宏)
自分の努力や才能を理解して欲しい。
これは多くの人の切実な願いでしょう。
しかし、世の中、なかなかそう簡単にはいきません。
あなたの努力や才能を積極的に評価してくれるのは、
つきあいたての恋人くらいでしょう(笑)。
「自分の努力がわかるのは、自分だけ。」と中谷さん。
そう割り切ってしまえば、孤独に耐えていけます。
人間関係を損なうのは、往々にして、周囲に対する
「私をわかって」という強引な要求だったりしますから。
自分の努力は自分でねぎらう。それでいいのです。

○「感謝とは、相手の存在意義を認めること。」(中谷彰宏)
このところ、「感謝」はひとつのブームになっています。
「ありがとう」と言えば、運は開ける。
そんなことが本でもよく語られています。
でも、口先だけで感謝したところで、
本質が押さえられていなければ、言葉が上滑りしてしまいます。
「感謝とは、相手の存在意義を認めること。」と中谷さん。
「君のおかげで、毎日元気に仕事に打ち込める」
「あなたのおかげで、何不自由ない生活が送れています」
そんな「おかげさま」の精神こそが感謝だったのです。
「おかげさまで――」という接頭語を用いることで、
感謝の言葉に魂がこもるのです。

○「自分の存在意義を、錯覚していこう。」(中谷彰宏)
(口には出さないけど、俺に感謝しているんだろうなあ)
こんなふうに自分を錯覚できる人は、幸せ者です。
自分だけでなく、周囲の人も幸せにしてしまうでしょう。
人は、近ければ近いほど感謝できないものです。
照れや馴れがつい出てしまいますから。
こういうときこそ、自分の存在意義を錯覚してみる。
(俺って、みんなの役に立っているなあ)
(わたしがいるから、うちはやっていけるんだわ)
そんなセルフ錯覚技法こそが、一家和楽の源なのです。

○「仕返しは、解決にならない。」(中谷彰宏)
やられたら、2倍返し。
やられたらやり返すのは「正しい」行動とされています。
でも、中谷さんは違います。
「やられたらやり返すでは、動物並み。
仕返しでは、解決にならない。」
悪しき流れを食い止めて、ヒトははじめて人間になる。
仕返しを愛で切り返す。
そんな人がヒーローなのです。

○「吠えているのは、泣いているのと同じ。」(中谷彰宏)
すぐ怒る。すぐわめき立てる。すぐ騒ぎ立てる。
そういうモンスターたちに私たちは怯えてしまいます。
でも、中谷さんはこうおっしゃいます。
「吠えているのは、泣いているのと同じ。悲痛な叫び。
その切ない気持ちに共感してあげよう。」
認めて欲しい、わかって欲しいのに、スルーされた。
この疎外感が「怒り」となって表れてしまう。
こんな幼稚な女性にも愛の手を差しのべられる。
そんな度量の大きな男性になりたいものですね。

○「こまめに感謝しよう。」(中谷彰宏)
10万円のプレゼントを1回するより、
1万円のプレゼントを10回するのが効果的。
「脳は頻度で理解する。」と中谷さん。
これは感謝においても同じです。
一度にドカンと感謝するより、こまめに感謝する。
こうすることで、相手に感謝の気持ちが伝わります。
「植物に水をあげるように感謝しよう。」と中谷さん。
マメさが仕事にも恋愛にも不可欠なのですね。

○「好きな女の子に、魔法をかけよう。」(中谷彰宏)
以前つきあっていた人は、
毎日のように詩を送ってきてくれました。
最初は冗談かと思って笑っていましたが、
だんだん気持ちが動いてきて、気がつくと、
すっかり魔法にかけられていました(笑)。
「愛情とは、魔法。ケーキを買っていくのも魔法。
フレンチトーストをつくってあげるのも魔法。」と中谷さん。
次は、どんな魔法をかけてみようか。
前回の魔法は効かなかったな……
試行錯誤、反省し改善しながら魔法に磨きをかける。
そんな面倒くさいことにまじめに取り組む。
それが愛情というものなのですね。

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月ナカ生活 コーディネーター・曽我清美