○「要望に応えても、相手は満足しない。」(中谷彰宏)
「お客様のニーズに応えることが商売の基本」
そんなフレーズが今や当たり前になっています。
でも、中谷さんはこう言います。
「要望に応えても、相手は満足しない。」
たしかにそうですね。
お客様の要望をきいてばかりのレストランなんて、
ありがたいみを感じませんし、むしろ不満が強まるだけ。
要望に応えるのではなく、自分の魅力を高めていく。
それが結果として、相手の満足を引き出すのですね。
○「マンモスを追いかける男が、魅力的。」(中谷彰宏)
魅力のない男性は、女性を追いかける。
魅力的な男性は、「マンモス」を追いかける。
明けても暮れても仕事、仕事、仕事。
仕事やライフワークに没頭する男性は魅力的です。
「没頭する姿からオーラが出る。」と中谷さん。
キョロキョロしないで、没頭する。
「今、映画観ているから、エッチは後にして。」
こんなセリフがさらっと出る。
そんな男性は、とても映画的ですね(笑)。
○「好奇心を、エンジンにしよう。」(中谷彰宏)
人は2種類のエンジンを持っていると、中谷さん。
1つは、目的型。
もう1つは、好奇心型。
目的型は義務がエンジン。
いかに効率よくやるかを考えます。
一方、好奇心型は、効率なんて無関係。
関心の向くままどこまでも没入していきます。
好奇心型の人は疲れ知らず。退屈知らず。
周囲の目も気になりません。
好奇心をエンジンにしている人は、幸せ者です。
○「めんどう臭いことをするのが、男の芸術性。」(中谷彰宏)
男性はどこまでものめりこんでいくことができます。
集中して、寝食を忘れて没頭する。
何が楽しくて、そこまでやるのか。
何を目的にして、そんなに取り組むのか。
これは女性にとってよくわからないところです。
わからないからこそ、女性はそこに魅力を感じます。
「そんな男がかわいいと、感じられるのがキャパ。」
没頭する男性を受け止める力が、女性の度量なのですね。
○「信頼とは、お任せできる関係。」(中谷彰宏)
「信用」と「信頼」。
よく似たこの2つの言葉を中谷さんはこう定義しました。
信用とは、注文通りにやってくれる安心感。
信頼とは、すべてお任せできる安心感。
なるほど!
さらに、中谷さんはこうおっしゃいました。
「信頼関係があれば、信頼という言葉を使わない。
努力も同じ。自分には使わない。」
信頼がある人は、信頼という言葉を意識しない。
努力する人は、努力という言葉を意識しない。
なるほど、深い洞察ですね。
○「怒る人は、困っている人。」(中谷彰宏)
「怒りは、第二感情。大元の感情ではない。」
中谷さんは、怒りというものの背景に、
不安、切なさ、さみしさがあると指摘します。
不安にさせたから、怒った。
切なくさせたから、怒った。
さみしい思いをさせたから、怒った。
怒る人に問題があるのは当然ですが、
こちら側にも、いくらか努力の範囲がある。
そんなことを中谷さんから教わりました。
○「さみしさの前にあるのは、期待。」(中谷彰宏)
怒りをもたらす感情の一つに、さみしさがあります。
さみしさを感じる人は、怒りを感じます。
そのさみしさをもたらすのが、期待。
勝手に相手に期待していたことが裏切られたから、
相手に怒りをぶつけるのです。
「犬は怒っているから、吠えるのではない。
犬は怖いから吠える。」と中谷さん。
吠えるという行為が、人間にとっては怒るという行為。
そう考えると、怒る人に対する対処法が見えてきますね。